HOME > 西野山保育園|京都山科 > 吉岡園長先生インタビュー
未来を担う子ども達を健康で明るく、心豊かに育てるために、みんなで一緒にがんばれる保育園 を、働く親たちをしっかり支える保育園を・・と願う地域の人たちの大きな運動が実って、1970年京都市が設置し、運営を運営委員会に委託する「公設民営 保育所」として開設されました。
開設以来今日まで、様々な保育要求に応え、早くから他園に先駆けて、産休明け保育・長時間保育・障がい児保育などを行なってきました。
2001年度から社会福祉法人に組織変更し、更に2005年度から京都市から建物を買いうけ、「民設民営保育園」になりました。
これを機に名称も「京都市西野山保育所」から「西野山保育園」と改め、今日に至っています。
子ども一人ひとりが発達の節目をスムーズに乗り越え、元気よく育つよう願って、日々の保育をすすめます。薄着で手指や足腰、身体全体を充分に使った遊びにとりくみ、子ども達の心や身体、運動機能が豊に発達していくよう配慮します。
子ども達と保育者の信頼関係を土台に、楽しく生き生きとした集団活動を大切にしています。
保護者から安心と信頼を寄せていただくよう連絡を密にとり、園と家庭(保護者)が協力し合って、子どもにとってよりよい生活が送れるよう配慮します。
保 育の特徴として、まず、住宅地内にある保育園ではありますが、近くの神社の裏山や川辺、公園等が多く、自然に触れることを大切に考え、よくお散歩に出かけ ます。また、竹馬や縄跳び、こままわしやあやとりなど、昔から伝わる伝承遊びにも取り組んでいます。これらの遊びは与えられてすぐできるものではありませ んが、夢中になって練習し技を磨くことで、バリエーション豊かに広げられる遊びです。
食育にも積極的にとりくみ、園庭横の菜園やプランターで野菜等を栽培し、収穫したものを使ったクッキングや製作を楽しみます。
給食内容は、食品添加物を含む食品をできるだけ使わず、新鮮で安全な食材を使います。素材を生かし、手作りにし、味は薄味にしています。
おやつもほとんど手作りです。
旬の食材はじめ幅広い食品、家庭で使いにくい食品や作りにくい献立を取り入れています。
和食を主にし、魚や野菜料理を多く取り入れ、魚料理を週2回以上入れます。
出汁はかつお・昆布・煮干でとり、化学調味料を一切使用していません。給食担当職員と子ども達のつながりも多く、食材の皮むきなどのお手伝いも多く取り組んでいます。
子ども達とは、お互いに生活を共にする仲間として接し、子ども一人ひとりが“保育園に来るのが楽しい!”と思ってもらえるようにしたいと思っています。
子ども達が一生懸命、自分の思いや伝えたいことを話しているときは、しっかり子どもの顔を見て目線をあわせて聞くようにしています。
こちらから話すときは、できるだけ子ども達にわかりやすい言葉ではっきり言うように心がけています。
乳児さんには、ゆったりとした語りかけで、できるだけ安心し信頼をよせてもらえるように配慮します。
年間通して、たくさんの行事に振り回されないように、適時ポイントを抑えて取り組んでいます。
運動会、生活発表会、製作展の3つの行事は、それぞれねらいや目標を設け、子ども達の運動機能面、認識面、表現力などの成長発達を、保護者の皆さんとともに確認し喜び合えるようにと願って、保護者に見に来てもらう大切な行事に位置づけています。
場所は、運動会は近くの児童公園をお借りしますが、生活発表会は、普段の様子をできるだけ自然な形でみてもらえるように、狭いですが年長組保育室で行いま す。その他の行事は、それぞれの季節にあったもの(遠足やまつり、もちつき等)や月々のお誕生日会などがあり、基本的には園児と職員で楽しめる行事にして います。
保護者会や職員とともに取り組む、バザーや夜店もあります。
保育園生活の中で、楽しいこと、悔しいこと、嬉しいこと、悲しいことなどを、たくさん経験して、自分の思いの伝え方や周りの人たちの気持ちを学んで欲しいです。
そして、まわりの人や弱い立場の人を大切にする優しい気持ちを持ち、しっかりと物事を見つめるするどい目と、正しいと思ったことをはっきり言える勇気を持った人になって欲しいです。
“大きくとびたて!大きくはばたけ!にしのやまっ子たち!”
団地住民の運動でできた保育園なので、できるだけ地域との関わりをもつようにしています。家庭で乳幼児の子育てをしている親子向けに、私たちのできる範囲で、様々な子育て支援事業に取り組んでいます。
具体的には、地域子育て支援の事業として、「保育園であそぼう会」「園庭開放」「出前保育」「子育て講座」などを実施し、参加された方はみんな「ひまわり クラブ」に入ってもらいます。それぞれの取り組みごとに、ポスター掲示等でお知らせしています。また、地域向けの子育て支援広報誌として、地域版「ひまわ り」を年4回発行し、個別郵送したり児童館等に置かせてもらったり、団地住民に回覧してもらっています。
近隣のグループホームとの交流として「お年寄りとのつどい」を実施したり、嘱託診療所のデイサービスに出かけてお年寄りと交流する取り組みもしています。
泣いたり、笑ったり、怒ったり、喜んだり・・・自分の気持ちをいっぱい出しながら、日々大きく成長していく子ども達を、毎日、いっぱいの愛情で受け止め、育てているお母さん!お子さんの成長が実感できた時は、とても嬉しく、やりがいを感じますね。
でも、わが子が「イヤイヤ」とごてたり、なかなか言うことを聞いてくれなかったり、お友達とトラブったりすると、つい、「なんで?」「どうして?」「私の育て方が悪いの?」と、自分の子育てに戸惑い、悩んだり自信をなくしてしまいます。
そんな時は、一人で抱え込まないで、いろんな人に相談しましょう。
子育ては一人でするのではなく、周りのいろんな人に支えてもらいながら、楽しむものです。
保育園もお手伝いさせていただきます。一緒に子育てを楽しみましょう!